第12回ナデシコプログラムレポート(2023.04.23)

~「Miss SAKEとして」を今まで以上に意識した1日~

皆さま、こんにちは。2023 Miss SAKE 鳥取の都田亜衣莉です。

先日参加しました、第12回ナデシコプログラムについてご報告させていただきます。

今回は、2022 Miss SAKE 東京 川上千晶様と2022 Miss SAKE 福岡 白石萌莉様が、終日私たちファイナリストに付き添ってくださり、ファイナリストとしての心構えや所作、立ち居振る舞いについてお話の中で聞かせていただいたり、プログラムの中で見せてくださり、非常に勉強になりました。川上様、白石様、お忙しい中私たちのために時間をつくってくださり、本当にありがとうございました!歴代のMiss SAKEの方々が築き上げてきたMiss SAKEブランドをさらに価値あるものにできるよう、2023 Miss SAKEファイナリスト一同頑張りたいと思います。

第12回ナデシコプログラムの講義内容は以下の通りです。

●This is me or 鍋&SAKE 動画編集

2022 Miss SAKE 東京 川上 千晶 様・2022 Miss SAKE 福岡 白石 萌莉 様

●将来の妊娠に向けて~今からできるカラダづくり~

慶應義塾大学医学部産婦人科 内田 明花(さやか) 様

●石川酒造様 酒蔵見学

石川酒造株式会社 代表取締役 石川 彌八郎 様

【 This is me or 鍋&SAKE 動画編集 】

第11回ナデシコプログラムで、「鍋&SAKE」の撮影をしたグループはその編集を、撮影をしなかったメンバーはThis is meの編集作業をいたしました。

私自身、初めての動画編集。自分の思い描いたイメージのものが形になっていくことの楽しさを感じながら、動画の編集を進めました。

~本日は石川酒造様のお客様感謝祭の日!屋外で生バンドの演奏をされていらっしゃいましたので、昼休憩にみんなで鑑賞に伺いました♪~

【将来の妊娠に向けて~今からできるカラダづくり~】

慶應義塾大学医学部産婦人科 内田明花先生に「将来の妊娠に向けて~今からできるカラダづくり~」というテーマでご講義いただきました。

内田先生のお話の中で最も印象的だったのが不妊治療の体外受精についてです。正直なところ私自身、体外受精に対する抵抗があり、もし自分が自然妊娠が難しい身体で体外受精を選択したとして、授かった子どもを健康に産んであげられないんじゃないか・・・という不安がありましたが、現代では14.5%もの子どもが体外受精によって誕生しており、自然妊娠の子どもと変わらず健康に成長していると伺い、自分の体外受精に対する情報不足を痛感。「現代では子どもをもたない人生を選択する人も増えており、何かを選択・決定するにおいて大切なのは正しい知識をもつこと」という内田先生のお言葉に深く納得致しました。

身体の内部というのはサインが出てからでないと異変に気がつけないもの・・・。女性にとって妊娠というのは大きなライフステージの変化で、望めば100%妊娠できるものでもなく、いざ子どもがほしい!と思ったときに、普段から自分の身体と向き合いケアしてきたかが意外と影響するものだと、妊娠・出産を経験した友人からも聞いていましたが、内田先生の講義を聞いて、定期検診等にも積極的に行き、後悔のない身体作りをしていこうと思います。

内田先生、本日は大変貴重なお時間をありがとうございました。

※内田先生講義メモ

慶應義塾大学医学部 産婦人科学教室 (keio.ac.jp)

プレコンチェック(検診とカウンセリング) | 国立成育医療研究センター (ncchd.go.jp)

【 石川酒造様 酒蔵見学 】

ナデシコプログラムの会場としてお世話になっている石川酒造株式会社様。本日はいよいよ、代表取締役の石川彌八郎様にご案内いただき、石川酒造様の酒蔵見学をさせていただきました!

まず、石川酒造様の石川家は襲名があり家長には全員「八」がつくそうです。現在の代表取締役は石川彌八郎聖豊(やはちろうせいほう、またはきよとよ)様、6代目にあたります。文久3年から酒蔵として始まり、今年で160年を迎えられます。160年と聞くと長い歴史を感じますが、「古い酒蔵だと300~400年も歴史があるから、うちはまだ新しいほうなんですよ。」と石川社長はおっしゃっていました。

最初に見せていただいたのは大きな精米機!最近は受託精米のほうが効率が良いこともあり、自社で精米機を持っている酒蔵さんも減ってきているそうです。

磨きによって出てくる糠は、飼料や肥料に使われる赤糠、中糠、糊やお煎餅、米菓子の原料になる白糠に分けられ、糠屋さんに引き取っていただきます。

精米後は、お米も熱を持っているため2週間ほど冷却期間を設け、水の温度とお米の温度を合わせます。高級なお酒ほど、よりお米とお水の温度にこだわりをもち、お水のほうがお米よりも温かければ氷をいれて温度を低くするなど手間をかけるそうです。石川酒造さんでは、浸漬をしたお米を管で別棟に送ります。仰天!笑

(真ん中にある橋のような管に水を流し、お米を隣の棟に送ります。)

続いて、蒸米を行うエリアへ。現在では蒸しあがったお米を放冷機や扇風機を利用して冷ましますが、昔はそういったものがなかったため、一番冷え込みの厳しい時間帯に冷却ができるよう逆算し、3時頃から火起こし、5時~6時には広げられるよう蒸していたと伺い、先人たちの苦労に頭が上がりません…。

その後、こちらのタンクで醸造すべく、麹を作り、酒母を造り、杜氏が麹と酒母のバランスを見極めて温度や水、時間をコントロール。口頭で説明を聞くのは簡単ですが、相当な細かい気遣いと工程が行われていることを感じました。

そして絞り~火入れ~瓶詰へ!瓶詰の工程では、火入れを行う回数や加水調整を行うのかによって出荷時の酒の呼び名が変わることも教えていただきました。

鳥取県内の酒蔵様もいくつか見学に行かせていただいていますが、石川社長が本日おっしゃったように「酒造りといっても一蔵一蔵特徴がある」というのをまた実感いたしました。そして自分がいただいている一杯の日本酒にどれだけの方々の時間と想いと手間と歴史とが込められているのか噛みしめながら、ただの愛飲者になるのではなく、Miss SAKEとしての使命を全うしていきたいと思います。

石川社長、本日は貴重な講義をありがとうございました。

以上、第12回ナデシコプログラムレポートでした。