第16回ナデシコプログラムレポート(2023.05.14)

~ますます強まるMiss SAKEへの想い、ますます深まる日本酒の知識~

皆さま、こんにちは。2023 Miss SAKE 鳥取の都田亜衣莉です。

先日、第16回ナデシコプログラムが行われましたのでご報告させていただきます。

第16回ナデシコプログラム講義内容

●2021 Miss SAKE JAPAN 松崎美侑様によるMiss SAKE講義

2021 Miss SAKE JAPAN 松崎美侑様

●国税庁・鑑定官の業務 / 清酒の官能評価について

国税庁課税部 鑑定企画官補佐 井原様・鑑定企画官付総括係 川窪 様

【 Road to Miss SAKE 】

本日は2021 Miss SAKE JAPAN 松崎美侑様より「Miss SAKEになって良かったこと」「日本酒の魅力」「最終選考会に向けて」という内容でご講義いただきました。

実は松崎様には、前日に行われました第15回ナデシコプログラムからご同行いただいており、全ての人に対する敬意の伝わる松崎様の立ち居振る舞いや伝え方が本当に素敵で、まさにMiss SAKE!という出で立ちでしたが、松崎様の「私もまだたくさん失敗することもありますし、もっとこうすれば良かったということがたくさんあって、一つ一つやりながら学んでいるところです」というお言葉がとても印象的でした。

私自身「Miss SAKEとしての大和撫子にならなければ」と思えば思うほどに、考えすぎて自分らしさが全く出せずどう動けばいいのか正直悩んでいたので、松崎様にも同じような境遇があったのだと、非常に励みになりました。また、松崎様は最終選考会に向けてとにかくたくさん準備をしたと伺い、私が鳥取大会でグランプリをいただけたときも他の誰よりも準備をしたという自負があったな・・・。ということを思いだし、初心に返ることが出来ました。

松崎様はMiss SAKEの活動を心から楽しんでいらっしゃり、そしてMiss SAKEのことが、日本酒のことが、日本文化のことが、本当にお好きでいらっしゃるのだということが溢れ出ているように感じました。私も自分の日本酒や日本文化に対する好きが自然と溢れ出て、それが「酒縁」お酒を通して出逢ったご縁ある方々に水面のように伝播していく、そんなMiss SAKEになりたいと強く思いました。Miss SAKE JAPANはゴールでは無く、一つの通過点ではありますが、やはりMiss SAKE JAPANにならないと見えない景色を見てみたいです。二度と戻ることのない最終選考会までの日々を、大切に過ごしたいと思います。

松崎様、本日はご自身の経験を余すこと無くお話しくださり、お時間をいただき、ありがとうございました。大変大きな学びに繋がりました。

【国税庁・鑑定官の業務 / 清酒の官能評価について】

続きまして、国税庁課税部 鑑定企画官補佐 井原様・鑑定企画官付総括係 川窪 様による特別プログラムをおこなっていただきました。

「なぜ国税庁の方が講義を・・・?」と不思議で仕方ありませんでしたが、国税庁というのは国にとってきわめて重要な税金「酒税」を徴収・管理する機関であり、きちんと税収を得るためには、各酒蔵様にきちんとしたお酒を作って頂く必要があるため、鑑定課を設置。酒造りの技術指導も行っている機関であるということを、今回初めて知りました。石川酒造の石川社長も講義にご一緒してくださり、実際の業務を絡めながら酒蔵様から見る国税庁様という貴重な意見もいただきまして、とても分かりやすかったです。

鑑定士は五感を使う仕事。具体的な香り成分を学んだ上で取り組む利き酒は、WSETとはまた違う視点から日本酒を見ることが出来、大変楽しかったです。お猪口の蛇の目は日本酒の清澄度を測るためのものであること、チーズには意外とチーズの旨味を引き立たせる日本酒が合うというのも新しい学びで、非常に興味深かったです。

本日感じた香り成分をずっと覚えておくことは難しいですが、日本酒を楽しむときには本日学んだことを意識しながら、そしてたくさんの方々が関わって日本酒が出来ているという感謝の気持ちを持ちながら飲みたいと思います。

井原様・川窪様、本日は大変貴重なお時間をありがとうございました。

※井原様講義参考ページ

国税庁様主催等のセミナー情報

https://www.nta.go.jp/taxes/sake/index.htm

ナデシコプログラムも残すところあと4回となりました。

あっという間の3ヶ月間。最後まで気を引き締めて頑張りたいと思います。

2023 Miss SAKE 鳥取

都田 亜衣莉