『美容と健康に!麹生活をはじめよう』
皆さま、こんにちは。
2024 Miss SAKE 鳥取の林原 有香です。
ナデシコプログラム7回目の講義を受講してまいりましたのでご報告します。
- 麹生化粧品の仕込、体験 株式会社北村商店 代表取締役 北村公克様
- 麹生化粧品の仕込、体験 SHARE SENSE 乙部彩佳様
- 新潟大学日本酒学センター 副センター長/経済科学部 准教授 岸 保行様
- 夕飯:鍋&SAKE
<米麹でつくる!化粧水・塩麹づくり体験>
みなさんは、日本酒も日本の伝統的な発酵食品の一つ、ということはご存知ですか?
北村様からは日本酒の製造工程及び麹、麹の酵素、効果についてお話しいただきました。
国内外で健康や美容によいと注目を集めている発酵食品ですが、日本酒造りに欠かせない麹菌は、カビの一種でなんと日本の「国菌」に定められているそうです。
麹菌は主に3種類。黄麹菌、白麹菌、黒麹菌があり発酵食品の種類によって使用する麹菌が変わります。味噌や醤油と同じく、日本酒は主に黄麹菌を使って米麹を作ります。
日本酒はワインやビールと同じ醸造酒ですが、糖化と発酵が同時に行われる並行複発酵は日本酒のみの特徴で、 主に水、米、酵母によって日本酒の味が変わります。酒蔵さんによってはもろみにモーツァルトなどのクラシックやロックなどの音楽を聞かせているところもありますが、それは波動がもろみに伝わることで、味わいに変化をもたらすという効果があるそうです。
米麹について:米麹とは米に麹菌という発酵に有効なカビを繁殖させたものです
麹には以下のような嬉しい効果があります
・消化吸収率のアップ:発酵食品は酵素の働きで、タンパク質やデンプンが分解されているので、吸収率が高く、身体への負担減!
・美味しさアップ:酵素が作り出したうま味や甘味が食品に加わり、美味しさアップ!
・栄養価アップ:麹菌の働きでアミノ酸やビタミン類などの栄養価がアップ!
乙部様からは、甘酒の試飲、化粧水・塩麹造り、塩麹を使った料理(鶏肉、サーモン等)のデモンストレーション等、美容と健康に幅広く活躍してくれる麹の活用について体験を交えながら、教えていただきました。レシピ等はまた個別にアップしていきたいと思います!
私は毎日実家の米を使った甘酒を自宅で造って飲んでいますが、今回フルーツを使った甘酒のレシピもいただいたので、いろいろなアレンジへの挑戦も楽しみです。
また、塩を塩麹に変えるだけで、美味しさも栄養もアップしながら塩分摂取量を1/4程度に減らすことができるとのことですので、塩分が気になる方はぜひ塩麴に変えてみてはいかがでしょうか。今回実際に体験しながら効効果を学ぶことで、より美容と健康への意識が高まりましたので、私もこれからなるべく塩の代わりに塩麹を代用していきたいと思います。
1週間後にできる自作塩麹が今からとても楽しみです。
Miss SAKEとして、今回の体験、学びと個人的な興味から資格を取得していた発酵食品ソムリエとしての知識も合わせながら、日本酒のみではなく、甘酒、塩麹等「発酵食品」全般についての良さも切り口としながら、日本酒を飲みなれない国内外の方々にも体験セミナーのような形で伝えるような活動も行ってみたいと思います。
北村様、乙部様、貴重なお話、体験の機会をいただきありがとうございました。
<SAKEを世界に広める>
日本酒学、お酒好きには大変魅力的に聞こえる学問ですが、実は新潟大学で日本酒学が開講されているのです。
新潟大学「日本酒学(sakelogy)」の挑戦~Sakeの世界的な研究・教育拠点を目指して~という題目にて、新潟大学日本酒学センター副センター長・経済科学部 准教授の岸保行様に講師をしていただきました。新潟大学の日本酒学コースでは文理融合の総合科学として日本酒を学ぶことができるそうです。
岸様からは日本酒学からの地方創生、日本酒の国際展開、日本酒産業の新たな展開、日本酒(SAKE)の世界酒への挑戦等、知識欲と好奇心が大変に刺激される時間でした。
地方創生にマーケティングとしてキラーコンテンツを活用した観光誘致を行政のみではなく、民間から動いて拡げることがより効果的というお話がありました。私の出身地である鳥取県のPRのために、私も貢献していきたい!という気持ちがより強くなりました。
格好いい地方として例に出ていたフランスのボルドー。ここは上手くマーケティングを行うことで若者が住みたいまちとなったそうです。
マーケティングは伝え方でもあります。何を選び、どのポイントをどう伝えるのか、Miss SAKEとして応用させていくシーンがこれから多くありそうです。本日の学びから、効果的に伝える方法を意識して活動していきたいと思います。
岸様、お忙しい中お時間いただきありがとうございました。
<鍋&SAKE>
この日の夕飯には酒粕の鍋をいただきました。各地域からの日本酒と肴を持ち寄りは、この日は茨城、愛知、長野、埼玉、鳥取が担当し、それぞれが想いを語りながら紹介しました。
私は鳥取から福羅酒造さんの星取をご紹介させていただきました。鳥取県は鳥だけでなく星も蟹も取れるんです!と、私もファイナリスト発表会の時からお伝えし続けていますが、星取県としての別名を持つ鳥取県を盛り上げていける「一番星」の企業になりたい、という想いを持たれている酒蔵さんです。おつまみに持参した鳥取名物とうふちくわも日本酒に合うと大好評でした。
とても楽しい時間であったとともに、全国に酒蔵が1400程度ある中で、自分の出身地以外の酒蔵さんや日本酒を知ることも、今後の活動の上で大変勉強になりました。