第10回ナデシコプログラムレポート(2024.04.21)

『日本文化の発信と継承』

皆さま、こんにちは。

2024 Miss SAKE 鳥取の林原 有香です。

ナデシコプログラム10回目の講義を受講してまいりましたのでご報告します。

  • 錦戸部屋(水戸泉) 錦戸部屋 / 稽古・床山職人技見学、ちゃんこ鍋体験
  • 2024 Miss SAKE JAPANへの目標達成に向けて /ベレックスホールディングス株式会社 代表取締役 八藤浩志様

相撲という日本の伝統文化、国技を知る

皆さんは相撲を見たことがありますか?相撲の起源、源流は神話の時代にまでさかのぼります。日本の文化に深く根ざし、いつも人々の生活とともにあった相撲は、その年の農作物の収穫を占う祭りの儀式として、毎年行われ、これが後に宮廷の行事となり300年続いています。

今回のナデシコプログラムでは、両国にございます錦戸部屋にお伺いし、稽古見学、床山見学、ちゃんこ鍋までいただき、相撲文化を体験させていただきました。

<錦戸部屋について>

師匠は十代・錦戸眞幸様(元関脇・水戸泉)。高砂部屋に所属され幕内最高優勝一回、殊勲賞一回、敢闘賞六回の成績を収められ、38歳で引退されました。引退後、年寄・錦戸を襲名し、高砂部屋付き親方として後進の指導にあたった後、高砂部屋から分家独立され、錦戸部屋を創設されました。

早朝稽古は、正に体当たりでぶつかり合う姿と迫力に圧倒され、ファイナリスト全員息をのむような眼差しで見学させていただきました。

大相撲は、日本が誇る国技です。海外でもその潔さと芸術性、神秘性が高く評価され、日本を語るうえで欠かせない様式美と礼法を兼ね備えた競技です。

親方に、日本酒のように相撲も海外に向けて積極的に発信されているのかお伺いさせていただきました。今は海外からのお客様も多く、大変興味を持っていただいているので、世界にもっと知っていただきたいと思っているが、それと同時に、後継者育成にも注力する必要があるとおっしゃっていたのが印象的です。

日本酒もそうですが、広めるのみではなく、担い手を育成することで継続、発展していくということは忘れてはいけないと思いました。

後継者育成のために、相撲の世界に入ってみたいと思っている子どもさん、親御さんに向けて、「大相撲」という社会を知っていただくためにつくられた漫画があります。

国技を若者たちの手で育て、発展させていってほしいという思いが込められた一冊です。力士の生活を知ることができ、20ページで気軽に読めますので、ぜひ読んでみてください。

漫画「大相撲入門編」(日本相撲協会指導普及部)https://www.sumo.or.jp/pdf/kyokai/2013nyumonhen.pdf 

また、力士の髪を結う職人である床山の職人技も間近で見させていただきました。

大銀杏(おおいちょう)は、大相撲の十両以上の力士が結うことができる髪形で、髷の先端が大きなイチョウの葉に似ていることからこの名があるそうです。

床山にも階級があり、特等から一等、二等、三等、四等、五等があり、錦戸部屋に所属されている床山は一等床山の中山様でした。

錦戸部屋でいただいたちゃんこ鍋は、たっぷりの野菜に出汁が染みてとても美味しかったです!ちなみに、力士の方は、3食ちゃんこではなく、昼と夜の2食ちゃんこを食べ、朝は食べないということにも驚きました。

鳥取県に相撲で有名な鳥取城北高校という高校がありますが、錦戸部屋に所属されている水戸龍さんも鳥取城北高校でした!

横綱の照ノ富士さんも同じく鳥取城北高校ご出身であったこと、相撲の星取表と鳥取県の別名の「星取」という共通点にも気づき、鳥取について発信する際は相撲についても発信していきたいと思います!

錦戸部屋の皆さま、本来休まれる日に稽古を見せていただき、ちゃんこ鍋のおもてなしまでいただき、ありがとうございました。

日本酒と同じく、大相撲も神事であり大切な日本文化であることもしっかりと発信していきたいと思います。

日本相撲協会

JP  https://www.sumo.or.jp/ 

EN https://www.sumo.or.jp/En/

錦戸部屋

https://nishikido-beya.com/ 

2024 Miss SAKE JAPANという目標達成に向けて

この日の後半はベレックスホールディングス株式会社の代表取締役 八藤浩志様に講義いただきました。

ベレックスグループ様について https://hd.belle-x.com/ 

1992年の創業以来、ネイルサロン事業を通じて美しさを創造するビューティー領域で社会に貢献してこられました。2019年に、ヘルスケアサービスの提供を開始されてから、健やかさや生き方をも融合した美と健康の高付加価値創出をされていらっしゃいます。

八藤様からは、目標達成に向けてオープンウィンドウ64という手法を紹介いただきました。

これは野球の大谷選手が16歳の時から取り入れていた方法で、中心に達成したい目標を記載し、それに向けて必要な行動、大事にするポイントを8つ記載し、それぞれに対しての詳細を記載していく手法です。この手法は多くのビジネスパーソンにも取り入れられており、今回は、Miss SAKEファイナリスト全員がそれぞれビューティーウィンドウ64を作成し、2024 Miss SAKE JAPANという目標に対してどのように行動していくのかを設定していきました。内容について後日八藤様からもアドバイスをいただけるということで、日々の行動に落とし込んでいきます。

自分で全て行うことは難しいので、他の方に依頼できそうなことは依頼したり、サポートをしていただいたりしながら目標達成していくという意識も必要となります。

私は無意識に猫背になってしまっていることが多いので、姿勢を常に意識し、定着するまでは骨盤矯正に通うことにしました。

八藤様からは、ネイルや体調管理、美意識の重要性等を、講義中にリンパマッサージの実践も通じて教えていただきました。

大変ありがたいことに、八藤様の著書「見た目が若いは、武器になる」もいただきましたので、美や健康についての秘訣、実践できるポイントを参考にしながら、6月の最終選考会に向けて私もできることから実践していきます。

八藤様、お忙しい中、大変興味深く、知的好奇心を刺激される講義をいただき、ありがとうございました。

<番外編>ベトナムのレストランオーナー

講義の途中で、Miss SAKE事務局と打ち合わせをされていたベトナムのNenというレストランオーナーのお二人のご紹介がありました。ホーチミンやダナンで展開されており、日本酒の提供をされています。

私は以前ベトナムに住んでおりベトナムへの恩返しもしたいと思いますので、ぜひMiss SAKEとしてお伺いし、私もベトナムの皆さんに日本酒に興味をもっていただく一助となりたいと思いました。